多くの新人営業は、研修期間をゆるりと過ごし「現場に出て、売上目標が課されてから」本気を出そうとしますが、それでは、いざ目標を背負ったときなかなか結果が出ず苦しむ期間が長くなってしまいます。
売上目標がつく前に「5つのポイント」を頑張っておくと、良いスタートが切りやすいでしょう。
売上目標がつく前にクリアしておきたい5つのポイント
1.「何がわからないかがわからない」の解消方法を知る
2.上司・先輩をどう頼るかのコツをつかむ
3.ロールプレイの正しいやり方を体得する
4.「量から質に変わる」という感覚をつかむ
5.仮説検証の楽しさを体感する
1.「何がわからないかがわからない」の解消方法を知る
業界知識や商品知識は研修で教わりますが、「調べ方」まで練習する機会は少ないものです。現場に出て何も調べず人に聞こうとする新人は白い目で見られてしまいます。まず「何がわからないかを特定し、どこを見て、どう探したらよいのか」を覚える必要があります。
2.上司・先輩をどう頼るかのコツをつかむ
営業現場の上司や先輩は忙しく、入社して半年も経てば、周りからの目もシビアになります。無条件に親切にしてもらえる「入社直後のボーナス期間」に職場での人間関係を作り、「困ったとき、どうやって力を借りたらいいか」を教えてもらうコツをつかみましょう。
3.ロールプレイの正しいやり方を体得する
入社直後の「話すロールプレイ」だけでは、お客様とうまく会話できるようにはなりません。
●好感を抱いてもらえるオープニング
●一問一答にならないヒアリング
●ある程度のアドリブ対応
これらがおぼつかないままお客様にシャットアウトされ続けると、精神的にこたえてしまいます。
4.「量から質に変わる」という感覚をつかむ
「営業は量が大事」上司や先輩にこう言われることは少なくありません。しかし、これは「量が質に変わる体験をした人」にしかリアルに実感できないものです。売上目標を背負ってから「行動量」を積もうとしても、壁が多く心が折れやすくなってしまいます。研修期間の練習で「量から質」を実感できると強いですよ。
5.仮説検証の楽しさを体感する
よく「何も考えず、とにかくたくさんやれ(そうすればわかる)」と言われますが、新人の立場からするとこれは腑に落ちないですよね。だからといって量が足りないと結果が出ません。そういうときは「仮説検証のやり方」マスターすると、楽しみながら成長できるようになるはずですよ。