2024.06.03

営業力は”生きるチカラ”

私はX(Twitter)で、営業の技術的なことをたくさん書いています。
なぜこんなことをやっているのか、今回は、その理由についてお伝えしたいと思います。

「営業」=「営業職」?

私は、「営業」という言葉が「営業職」を指していて、あまりポジティブではないイメージで使われることが多いなと感じています。

しかし「営業」という言葉を、「営業職」でなく「営業力」と捉えたら、世の中のほとんどの人にとって、とても大事な”生きるチカラ”なのではないかと思うのです。
目の前の人に気持ちよく動いてもらって、関係を深めて、共に目的を達成することが、「営業力」の大事な要素ではないでしょうか。

これはビジネスだけではなく、プライベートでも言えることです。
よく冗談交じりに、「営業と恋愛は一緒ですよね」と言われたりしますが、「営業力」があるかどうかで、だいぶ人生が変わるのではないかと思うのです。

「営業力」のイメージとはかけ離れた少年時代

世間一般に「営業力」というと、コミュニケーション能力があって、愛嬌があり、明るいキャラクターが連想されると思います。

私と直接、対面で会ったことがある方なら全員わかると思いますが、私は極端な人見知りで、社交力がなく、例えば5人以上の飲み会ではお地蔵さんのようになってしまうので、4人までの食事会しか行けません。
根っこのところは、とても自分に自信がない人間で、いつも怯えて、不安に駆られています。

私は小学校の頃から対人恐怖症で、あだ名は「モモちゃん」「リンゴちゃん」でした(赤面症のことです)。
この年代は、社交的でスポーツができる子がモテると思うのですが、私の運動神経はかなり低く、体育の授業における全ての球技で、1回も得点に絡んだことがありませんでした。

そんな小学生の頃、地域の野球チームに入っており、同学年は私を入れて9名でした。
皆の親が試合の応援にきます。
普通、同年代9名をレギュラーで試合に出すと思いますが、私は同年代で1人だけベンチを温め、試合には一学年下の子が出ていました。(これは営業と関係ない話ですが…)

自分を変えた飛び込み営業のアルバイト

「なんとか自分を変えたい」と思った私は、高校1年生のときに「歩合型飛び込み営業」のアルバイトに飛び込みました。
飛び込み営業というと、「大変な仕事」「辛い」「断られてばかり」というイメージを持たれがちだと思います。

ただ、私にとって飛び込み営業のアルバイトは、「いくらでも人と話す練習ができるなんて、すごい仕事と巡り合った!」という感覚でした。 
最初は、何回も人と話す練習ができて、長年の悩みがやわらいでいく感じでしたが、やっていくうちに、「工夫と改善」の楽しさを実感し始めました。

「お店の経営者が高齢者だと、学生に優しいので成約確率が高くなる」
→なるべくおじいちゃんおばあちゃんのお店を回ろう!

「大変そうな様子だと、かわいそうに思って成約してくださる可能性が上がる」
→お店の50m手前からダッシュして汗だくで飛び込もう! 

…というように工夫と改善を繰り返しました。

アルバイトの内容は「英会話学校のポスターを、店舗の許可をいただいて貼らせてもらい、1枚ごとXXX円が支払われる」というものでした。
「おっ、3枚貼ってもらえれば、他のアルバイトの時給と同じぐらいか。てことは、…」と皮算用をしていましたが、実際にはまったく店舗の許可がもらえませんでした。

この後、私が考え行動したことについては、また次の機会にお話ししたいと思います。

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