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2024.12.10

強い意志がないからこそ続けられる

モチベーションを維持するのに重要なこととは?

モチベーションを維持するには?

モチベーションが維持できないことに悩む方は多いようです。モチベーションを維持するには自分自身のことをよく理解することが重要です。今回はモチベーションを維持する方法についてお伝えします。

モチベーションの維持にはフィードバックが鍵

仕事でうまくいかないことが続くとき、モチベーションの維持について相談を受けることがよくあります。モチベーションの維持にはセルフマネジメントだけで解決するには限界があり、「他者からのフィードバック」が鍵を握ります。

弊社代表の高橋はもともと落ち込みやすい性格で、精神的に脆いところがありました。20代の頃には毎週土曜日はベッドから出られず、夕方になると「今日も何もせずに過ごしてしまった……。自分はなんてダメなんだ」と自己嫌悪に陥り、その影響で日曜日も落ち込むというパターンを繰り返していました。

高橋は自己啓発書を読み、「自分はできると信じろ」「未来の願望を紙に書けば力が湧く」などと書かれていたため様々な方法を試しましたが、効果は一時的ですぐに元の状態に戻ってしまいました。このように感情の激しいアップダウンから抜け出せず、悩む日々が続いていました。

そのような中で、高橋は学生時代の友人に連絡を取り、「正直、今落ち込んでいるんだ」と打ち明け、「僕の良いところってどんなところだと思う?」と尋ねました。突然の連絡にも関わらず、友人たちが親身に答えてくれたと言います。友人たちの言葉が、高橋を支えてくれたのです。

高橋の価値観の中で「人は弱い存在である」という考え方が根底にあります。人は他者によって助けられ、生かされています。だからこそ、他者からのフィードバックが支えとなります。特にビジネスにおいては「他者にどう喜んでもらうか」が重要です。そのため、他者からの言葉が大きな影響力を持つのです。

「他者からのフィードバック」を得るために重要な要素は、以下の3つです。

1

相手

家族や友人、職場の同僚など、様々な人間関係の中で自分の良いところを教えてもらえる人を選び、その人に頼んでフィードバックをもらうことが大切です。人は一人では生きられません。そして、日常的に自分が周囲や他人に対して貢献する姿勢を持つことが、相手が快くフィードバックをしてくれるための前提となります。貢献は打算的であっては続きません。自然と貢献できる状態を目指しましょう。

2

習慣

多くの企業では「フィードバックの機会」が非常に少ないのが現実です。ほとんどの人がフィードバックを受けることに慣れていません。そのため、自分から積極的にフィードバックを求める習慣を意図的に築くことが重要です。フィードバックは待っているだけでは得られません。自ら積極的に質問し、意見を求めるようにしましょう。

高橋は20代の頃には初回訪問の度に「この商談は100点満点中、何点でしたか?」とお客様に尋ねていました。最も多かった回答は88点でしたが、「足りない12点は何ですか?」と続けて尋ね、それに対する答えが自分の成長に繋がりました。

3

環境

日常の中にフィードバックを得る機会を「仕組み」として組み込んでおくことが重要です。例えば、定期的な1on1ミーティングや、仲の良いお客様から定期的にコメントを頂ける関係を構築するなど、フィードバックを得るための環境を整えることが大切です。

「落ち込んだ時にやること」を決めておこう

高橋は「やる気が湧かないときはないのですか?」と聞かれることもあります。継続して何かをやっていることについて質問されることも多いのです。

高橋は自分が打たれ弱く、モチベーションの上下が激しいことをはっきり認識しています。つまり、自分の気分が落ち込んだときには、どういう風に落ち込むのか、どういう理由でそうなるのかを把握しているのです。

そのような気分の変動について高橋はノートに正直に書き綴っています。大学生の頃から書き始め、20年以上にわたって続けているノートがあります。このノートには、高橋の気分のアップダウンが詳細に記録されています。

高橋の場合、モチベーションが下がりかけたときに行うことはすでにある程度決まっています。

先ほど述べたように誰かにフィードバックをもらうのも1つの手段ですが、それが少し重く感じる場合もあります。そういった時に高橋は、しばらく会っていない人に会いに行くという方法を取ります。

このように自分の行動が決まっていると、うまくいかないことがあっても気持ちがすっきりします。逆に、それが決まっていないと不安になることもあります。毎日ノートを書いていると、「今、自分の気分が下がっているな」と気づくことができます。そうしたら、「人と会う約束を入れようか」と考えます。このようにやるべきことがはっきりしているので、その点では迷いは生じません。

「頑張らなくても続けられるもの」を見つけよう

前向きな継続習慣を作ろうと思った時、「続けるぞ」と決めると、続かなかったときに「自分は駄目だ」という気持ちが強くなりがちです。例えば、「よし、明日からこれをやろう」と決めたものの、数ヶ月経つと続かなくなり、また駄目な自分を責めてしまう、といった経験はありませんか?ダイエットなどでもそのようなことがあるかもしれません。強い意志で「やるぞ」と決めたのに、やめてしまう。これが習慣に関する多くの人の悩みです。

高橋は「習慣」という言葉を「『頑張ろう』と決めなくても続けられるもの」と定義しています。そもそも「頑張ろう」と思っている時点で、無理に習慣を作ろうとしているところがあると考えられるのです。

では、どのように習慣を作ればいいのかということですが、「とりあえず試してみる」ことが重要です。やってみて続かないと感じたら、無理せずにやめて別の方法を試してみる。そして、いつの間にか続いていることが習慣になる、という考え方です。習慣を作るのに強い意志は必要なく、むしろ意志に頼らないことが大切です。

強い意志がないからこそ、高橋は様々な取り組みを続けることが出来ています。それは裏を返すと、「そもそも強い意志がなくても続けられるやり方を選んでいる」ということです。

人は強さだけで生きていくことは現実的には難しいです。だからこそ、自分の中にどれだけ弱さがあって、それがどれくらいの弱さであり、どうやってその弱さとうまく付き合っていくかを考えることが重要です。

日常的に仕事で人と会っていると、「この人は本当に強いな」と感じることがたくさんあります。実際に、強い意志に基づいて行動している人も多くいます。しかし一方で、話してみるとこの記事で述べられているような考え方を持っている人も少なくありません。

高橋が今の考え方にたどり着いたのは、いろいろな人と会う中で「こういう生き方がいいな」と感じた人たちが、共通して同じような考え方をしていたからです。そのため、ここで述べられたことは高橋がゼロから発明したものではなく、高橋が人と会い、話しているうちに自然と行き着いた考え方です。

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