「気づく力」や「感じるアンテナ」が鋭くなれば、商談での違和感やお客様の微妙なニュアンスをいち早く察知でき、成長スピードが上がります。逆に、気づく力やアンテナが鈍いと、お客様との間にズレが生まれやすくなります。
今回は「気づく営業」と「気づかない営業」の差を分ける”3つの習慣”についてご紹介します。
「気づく営業」になるための3つの習慣
(1)パターン認識のメモ
雑多な情報から共通する法則を見出すのが「パターン認識」です。いくつかの商談を経て「こうすればうまくいく(勝ちパターン)」「こうなるとうまくいかない(負けパターン)」の共通要素を考え、手元に書き留めます。PCやスマホより手書きの方が、思考は刺激されるのでおすすめです。
(2)無知の知にアクセスする質問
パターン認識の力が磨かれると判断スピードが上がりますが、逆に「思い込み」や「早合点」も強化されるリスクがあります。そこで、「もしかすると、自分がわかっていない何かがあるかも」と常に疑ってかかり(無知の知)、躊躇せずに確認の質問ができるかどうかが重要になってきます。
(3)アウトプットを伴う経験学習
「経験→内省→概念化→試行」の経験学習サイクルは汎用性が高いものです。パターン認識もここから生まれています。ただし、このサイクルを回す速さは人によって異なります。「人と話す」「noteやSNSに書く」といったアウトプットが組み込まれていると、サイクルは高速回転していきますよ。
「パターン認識のメモ」で法則を発見しつつも、思い込みにハマらないように「無知の知にアクセスする質問」を躊躇せず投げかけ、これら一連のプロセスを「アウトプットを伴う経験学習」のサイクルで高速回転させていきましょう。