”営業”には「辛い」「つまらない」「疲れる」という固定観念がつきまといます。
”営業=営業職”のイメージがあるからでしょう。
私は、”営業力”に光を当てて、「営業力は上げられる」「営業力を上げると、違った世界が見えてくる」を示したいと思っています。
営業が「辛い」と思われがちな理由
「面白い」は、三省堂国語辞典によると「そのことに心が引かれ、熱中する気持ちである」ことです。
また、語源を調べると
●面→目の前
●白い→明るくはっきりしている
なので、「眼の前が明るくなった状態」を指すという意味らしいです。
私なりの定義では、面白い=「心が躍る発見がある」ということです。
従来は、営業で成果を出すために
●気合や根性
●キャラやコミュニケーション力
●競争力のある商品
が必要とされていました。
もちろん、これらがあった方が成果が出やすいでしょう。
ただ、世の中、そんな状況に恵まれた人たちばかりではなく、むしろ少数派です。
それゆえに営業は「辛い」「大変」と思われがちです。
「目標」や「会議」への先入観を壊したい
『無敗営業』では、
●お客様からすると「ガッカリ営業」が多数派
●お客様と営業の間に発生する「ズレ」の構造
●ズレを解消する具体的なやり方
を書きました。
いち営業としては、これらのポイントを押さえれば成果が出ます。
『無敗営業』の次の書籍テーマは「営業チーム」です。
私は「目標」や「会議」への先入観を壊したいと思っています。
「ノルマに追われる」という言葉がありますが、語感だけでシンドイ響きですよね。
最近では「あえて目標を定めない組織」も出てきました。
しかし、全ての会社が目標をなくすことは難しいです。
それに、目標にはマイナスだけでなく、成長を促すプラスの側面もあります。
「目標」とうまく付き合っていくにはどうしたらよいのでしょうか?
また、「営業会議」もネガティブなイメージがつきまといます。
数字が足りないと詰められる、時間が長すぎる、等…。
マネジャーも好きで詰めたいわけではありません。
しかし「数字が大きく足りていない人」には何か言わないといけませんし、目標未達なら解決策を考えないといけません。
「会議」をうまく進めるのは難しいです。
もともと「目標」や「会議」は”集団統制”の色が強いものでした。
ノルマを課し、逃げられない場を作ります。
営業の難易度が高くなかった時代は、それでも回っていました。
しかし、働き方改革の機運が高まり、さらにコロナ禍によって目標達成の難易度が上がっています。
このあたりの構造に大きな「きしみ」が生じます。