2024.06.04

「営業」につきまとうマイナスの固定観念

”営業”には「辛い」「つまらない」「疲れる」という固定観念がつきまといます。

”営業=営業職”のイメージがあるからでしょう。

私は、”営業力”に光を当てて、「営業力は上げられる」「営業力を上げると、違った世界が見えてくる」を示したいと思っています。

営業が「辛い」と思われがちな理由

「面白い」は、三省堂国語辞典によると「そのことに心が引かれ、熱中する気持ちである」ことです。

また、語源を調べると

●面→目の前
●白い→明るくはっきりしている

なので、「眼の前が明るくなった状態」を指すという意味らしいです。

私なりの定義では、面白い=「心が躍る発見がある」ということです。

従来は、営業で成果を出すために

●気合や根性
●キャラやコミュニケーション力
●競争力のある商品

が必要とされていました。

もちろん、これらがあった方が成果が出やすいでしょう。

ただ、世の中、そんな状況に恵まれた人たちばかりではなく、むしろ少数派です。

それゆえに営業は「辛い」「大変」と思われがちです。

「目標」や「会議」への先入観を壊したい

『無敗営業』では、

●お客様からすると「ガッカリ営業」が多数派
●お客様と営業の間に発生する「ズレ」の構造
●ズレを解消する具体的なやり方

を書きました。

いち営業としては、これらのポイントを押さえれば成果が出ます。

『無敗営業』の次の書籍テーマは「営業チーム」です。

私は「目標」や「会議」への先入観を壊したいと思っています。

「ノルマに追われる」という言葉がありますが、語感だけでシンドイ響きですよね。

最近では「あえて目標を定めない組織」も出てきました。

しかし、全ての会社が目標をなくすことは難しいです。

それに、目標にはマイナスだけでなく、成長を促すプラスの側面もあります。

「目標」とうまく付き合っていくにはどうしたらよいのでしょうか?

また、「営業会議」もネガティブなイメージがつきまといます。

数字が足りないと詰められる、時間が長すぎる、等…。

マネジャーも好きで詰めたいわけではありません。

しかし「数字が大きく足りていない人」には何か言わないといけませんし、目標未達なら解決策を考えないといけません。

「会議」をうまく進めるのは難しいです。

もともと「目標」や「会議」は”集団統制”の色が強いものでした。

ノルマを課し、逃げられない場を作ります。

営業の難易度が高くなかった時代は、それでも回っていました。

しかし、働き方改革の機運が高まり、さらにコロナ禍によって目標達成の難易度が上がっています。

このあたりの構造に大きな「きしみ」が生じます。

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